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大の里、3度目優勝 大相撲春場所千秋楽 高安との決定戦制す

大相撲春場所の優勝決定戦を制し、賜杯を受け取る大の里。大関昇進後初となる3度目の優勝を果たした=23日、大阪市浪速区のエディオンアリーナ大阪
大相撲春場所の優勝決定戦を制し、賜杯を受け取る大の里。大関昇進後初となる3度目の優勝を果たした=23日、大阪市浪速区のエディオンアリーナ大阪
優勝して祝い酒を飲む大の里(左から2人目)を見つめる二所ノ関親方(右から2人目)=23日午後7時35分、大阪府大東市
優勝して祝い酒を飲む大の里(左から2人目)を見つめる二所ノ関親方(右から2人目)=23日午後7時35分、大阪府大東市


大相撲春場所は23日、大阪市のエディオンアリーナ大阪で千秋楽を迎え、二所ノ関部屋(茨城県阿見町)の大関大の里(24)=本名中村泰輝、石川県出身=が12勝3敗で3度目の優勝を果たした。元大関で前頭4枚目の高安(35)=本名高安晃、茨城県土浦市出身=との優勝決定戦を送り出しで制し、大関として昇進3場所目で初制覇した。

優勝3度は御嶽海に並び現役最多。師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)=同県牛久市出身=が記録した2度を超えた。

本割で相星で並んでいた高安は、小結阿炎の立ち合いの変化に対応し、上手出し投げで破った。大の里は勝たなければ優勝の可能性がなくなる中、かど番を脱した大関琴桜との結びの一番で強烈な当たりを見せ、右を差して一気に寄り切った。

日本相撲協会で番付編成を担う審判部の高田川部長(元関脇安芸乃島)は千秋楽の同日、大の里について夏場所(5月11日初日・両国国技館)で横綱昇進に挑むとの見解を示した。大の里は「優勝できてよかった。次が大事になる」と気を引き締めた。

1横綱2大関を下して優勝争いを演じた高安は、3度目の技能賞を受賞した。「ファンの応援に支えられた。また来場所に向けて頑張りたい」と意欲を語った。

■「前へ」無心、次は綱とり

無欲の大器が、巡ってきた好機を逃さず3度目の賜杯をつかみ取った。結びの一番で大関琴桜を下して優勝決定戦に持ち込み、10日目に敗れていた高安を送り出しで下した。「(大関になってから)思うような成績が残せなかったので、優勝できてよかった」と喜んだ。

一時は優勝争いから後退したが、14日目に首位に並んだ。「ないものと思っている」と「優勝」への意欲を口にせず「来場所に向けて成績を残す」ことに集中。千秋楽で高安が先に勝っても動じず、結びの一番で大関琴桜を下した。決定戦も「前に出た」と無心で力を出し切った。

大関として挑んだ3場所目。昇進後は優勝争いに絡めず苦しんだ。師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)から「胸の筋肉が落ちている」と指摘され、稽古を増やした。課題に愚直に向き合ったことで「下半身が充実して、腰が下りてきた」。復調の兆しを感じ、今場所に臨んだ。

大関として初の賜杯を抱き、来場所は綱とりが懸かる。逆境にも力を発揮できる精神力を身に付けた若き大関が、番付の頂点へと駆け上がる。

■大の里泰輝(おおのさと・だいき=本名中村泰輝)
 石川県津幡町出身、二所ノ関部屋。新潟・海洋高から進んだ日体大の1年で学生横綱。3、4年で2年連続アマチュア横綱。23年夏場所に幕下10枚目格付け出しで初土俵。同年秋場所新十両。24年初場所新入幕。新小結の同年夏場所で初優勝。同年九州場所で大関昇進。優勝3回。殊勲賞2回、敢闘賞3回、技能賞3回。得意は突き、押し、右四つ、寄り。192センチ、183キロ。24歳。

■大井川知事 県民に誇りと喜び 

大の里の優勝を受け、大井川和彦知事は「誠におめでとうございます。今回3度目の優勝を飾られたことは、多くの県民に大きな誇りと喜びをもたらしてくれる。心からお祝いを申し上げ、ますますの活躍を期待している」との談話を発表した。



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