マイナ免許、手続き開始 茨城県内は7カ所で対応 拡大も予定

マイナンバーカードと運転免許証が一体化した「マイナ免許証」の交付が24日、茨城県運転免許センター(同県茨城町長岡)や県警つくば署など県内7カ所で始まった。センターの窓口には早朝から多くの人が訪れ、マイナ免許証への切り替えやマイナポータルとの連携手続きを行った。
マイナ免許証は、従来の免許証に記載される免許の種類や取得日、顔写真などの情報をマイナンバーカードのICチップに記録したもの。切り替えは選択でき、従来の免許証でもよく、両方持つこともできる。
マイナ免許証に一本化すると、免許証の更新費用が安くなる。一方、マイナ免許証は海外で使えず、紛失時の再発行に時間がかかるなど注意が必要だ。県内で取得できる窓口は現在、同センターとつくば、太田、神栖、牛久、古河、取手の6警察署にある。県警は順次、県内の全27署とつくば北、那珂湊の両警察センターにも広げる。
この日、県運転免許センターで、息子の免許取得に同行したという、同県ひたちなか市の男性(40)は「マイナ免許証を有効に使える場面は今後増えていくと思うので、子どもには両方持つように勧めた」と話した。