五霞の自然が育んだ蜂蜜 「季節ごとの違い味わって」 松沼さん夫妻が専門店 茨城

茨城県五霞町で養蜂と蜂蜜販売を営む「田舎はちみつ あかぼっけ」(同町小手指)が専門店をオープンさせた。「季節のはちみつ専門店 mel akabokke」と名付けた店にはさまざまな味わいの商品が並び、店頭で味を確かめながら買える。代表の松沼孝行さん(49)は「五霞の自然が育んだ季節ごとの蜂蜜を味わってほしい」と話す。
あかぼっけは松沼さんと妻の円さん(49)ら家族で営む。「顔の見える販売」を目指して自宅敷地の一角に3月10日にオープンさせた。これまではオンラインショップや道の駅ごかなど一部の店頭販売のみだった。melは蜂蜜を表し、あかぼっけ(赤法花)は店のある字名という。
松沼さんが手がける蜂蜜は天然100%。さまざまな花から採る「百花蜜」は、4月から10月まで月ごとに搾り分け、季節で味や香り、色合いが異なる。4月は菜の花や桜などでフローラルな深い味わい、5月はアカシアやユズなどでかんきつ系の風味、8月はサルスベリなどで色濃く黒糖のような後味になるという。
松沼さんは「試食もできるので、季節ごとの味の違いを確かめて自分好みの蜂蜜を見つけてもらえれば」と話す。
百花蜜120グラムは1700円から。単花蜜やギフトセット25グラム7本入り4200円なども用意している。午前11時~午後6時(火水定休、不定休)。(電)090(4671)1590。