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鉾田市議会 予算案を否決 事業計画巡り反対論 茨城

鉾田市役所=鉾田市鉾田
鉾田市役所=鉾田市鉾田


茨城県鉾田市議会は定例会最終日の25日、本会議を開き、273億3600万円の2025年度一般会計当初予算案を賛成少数で否決して閉会した。同日、執行部から提出された修正案も賛成少数で否決した。

予算案は、21日の予算特別委員会でも賛成少数で否決していた。

本会議では旭市民センター一般管理事業の既存屋外トイレ撤去について、「地元住民の声を聞かず計画しており、市民を無視したもので容認できない」、学校跡地利活用事業の子育て支援住宅整備に関しては「施工場所や選定方法が不透明」などと、原案に反対する声が上がった。

このほか涸沼・鹿島灘海岸地区道路や生活道路などの整備事業では、工事箇所の選定過程を問題視する声もあった。

執行部は、旭市民センター一般管理事業の庁舎等維持修繕工事費など2005万円を削除し、25年度一般会計補正予算案に計上していた鹿島灘海浜公園拠点化事業の基本計画策定業務委託料2497万円を組み入れた修正案を提出したが、賛成少数で否決された。

岸田一夫市長は閉会後、「否決されたのは残念。市民生活を守り、行政を停滞させないためにも立ち止まるわけにはいかない」と話した。市は今後、必要最小限の経費を盛り込んだ暫定予算を市議会臨時会で提出するとみられる。



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