「学び、社会のために」 筑波大卒業式、4450人門出 茨城

筑波大の卒業式と大学院学位授与式が25日、茨城県つくば市天王台の同大講堂で開かれ、大学と大学院を合わせた4450人の学生たちが新たな門出を迎えた。
卒業者は学群が2195人、理療科教員養成施設が14人。大学院の修了者は2241人。卒業式では各学類の代表者が永田恭介学長から学位記を受け取った。
永田学長は式辞で「皆さんは知の創出に関わる者であり、社会イノベーションをけん引する者であることを強く意識してほしい」とした上で、「本学で身に付けた学識、専門力、自立心を基盤に人と地球の未来を切り開いてくれるよう、皆さんの努力を期待したい」とエールを送った。
卒業生を代表し、芸術専門学群の林和広さん(22)は「筑波大での学びは今後の人生の大きな支えになる。他者のため、社会のためにこの4年間の学びを生かしていく」と決意を述べた。
式典終了後、体育専門学群で蹴球部の長屋拓見さん(22)は「試合に出られなかったが、昨年の天皇杯2回戦でJ1町田に勝ったことが一番の思い出。春から筑波大大学院でシステム情報工学を学ぶ。頑張っていきたい」と話した。