マルナカ水産 破産手続き開始決定 負債1億5800万円 茨城
帝国データバンク水戸支店は26日、水産物加工販売のマルナカ水産(茨城県日立市久慈町)が水戸地裁日立支部から破産手続き開始決定を受けたと発表した。決定は10日。負債は約1億5800万円。
同社は1965年5月創業。主に近海水産物の加工や販売を手がけ、93年には年売上高約1億9000万円を計上していた。
新型コロナウイルス感染拡大の影響や少子高齢化による消費不振などから売り上げが落ち込み、近年は業績が厳しい状況が続いていた。2024年に入ってからも売り上げに回復の兆しが見られず、資金繰りの悪化に拍車がかかった。取引先や従業員給与の支払いにも困る事態となる中、事業の継続は困難と判断、同年11月ごろに事業を停止した。