空士長を停職3カ月 マルチ商法企業と契約 隊員に暴行も 空自百里基地 茨城

航空自衛隊百里基地(茨城県小美玉市百里)は26日、連鎖販売取引(マルチ商法)の企業と契約したり、面識のない隊員に暴行しけがを負わせたりしたとして、第7航空団基地業務群業務隊の20代の空士長を停職3カ月の懲戒処分としたと発表した。同日付。
同基地によると、空士長は2020年4月25日、自衛隊の部外者に勧誘され、個人事業主としてマルチ商法の企業と契約を交わした。また23年7月13日、基地内の敷地で立ち小便をした際、面識のない隊員にとがめられたのに腹を立て、暴行を加えて首や足に全治2週間のけがを負わせた。マルチ商法は20年6月に勧誘を受けた同僚からの報告で発覚した。暴行は別の隊員から当直への報告で判明した。