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日立市、オンライン診療 4月から 子育て世帯対象 茨城

日立市役所=日立市助川町1丁目
日立市役所=日立市助川町1丁目


茨城県日立市は27日、市内の子育て世帯を対象に、医療アプリを使った夜間休日のオンライン診療と、24時間対応の医療相談サービスを4月1日から始めると発表した。小児医療の充実を図るとともに、デジタルを活用して軽症の救急患者に対応することで、日立総合病院救命救急センターの負担を軽減するのが狙い。

導入するのは遠隔医療アプリ「リーバー」で、診療、相談ともに利用対象は中学3年までの子どもがいる世帯となる。取り組みは日立製作所と市が連携して進める「共創プロジェクト」の一環。

市によると、県内で同様のオンライン診療を導入するのはつくば市に次いで2例目。日立市ではひたち医療センター所属の医師8人ほどが対応し、かかりつけ医療機関などの受診時間外に、スマートフォンなどのビデオ通話で診察を受けられる。

診療時間は、月曜から土曜は午後6~10時。日曜祝日は午前9時~午後1時、同2~10時。受診後に薬の処方を受け、夜間や休日でも営業する薬局で受け取れる。料金は小児マル福制度によって実質無料。

医療相談は24時間無料で利用でき、メッセージや写真で相談すると、医師から最短3分で返信が届き、対応方法や診療科を紹介してもらえる。同市の休日緊急診療所は日曜祝日の昼間のみの対応で、夜間に救命救急センターに来院する軽症患者が多いことが課題だったという。



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