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つくば駅直結新施設完成 店舗やオフィス、4月開業 茨城

大和ハウスが建設したつくば駅直結の複合施設。左と中央が「ディールつくば」、右奥が「大和ハウスつくば駅前ビル」=つくば市吾妻
大和ハウスが建設したつくば駅直結の複合施設。左と中央が「ディールつくば」、右奥が「大和ハウスつくば駅前ビル」=つくば市吾妻


大和ハウス工業が茨城県つくば市吾妻のつくばエクスプレス(TX)つくば駅に直結する形で建設していた複合施設が完成し、27日に内覧会が開かれた。地上5階、地下1階建ての店舗・オフィスビル「d_ll TSUKUBA(ディールつくば)」、地上4階建てのオフィスビル「大和ハウスつくば駅前ビル」、地上5階建ての立体駐車場の計3棟が建つ。駅前の新たな交流拠点として注目が集まる。

敷地面積は7640平方メートルで、同社は2017年6月に土地を取得した。小学校が隣接することから低層ビルとし、23年4月から建設工事を進めていた。

ディールつくばは4月1日に開業する。1~2階はクリニックや学習塾、カフェ、保育施設など16店舗が入居する予定。3~5階は最大36区画に分割できるオフィスフロアで、16社が入居を準備している。駅周辺施設につながる2階屋外デッキには、エレベーターが直接つながり、地区全体の回遊性を高めた。

4月28日に開業する大和ハウスつくば駅前ビルには同社茨城支店とグループ会社3社が入居し、約200人が勤務する見通し。1階にモデルルームをはじめ、住宅設備機器などを展示。商談スペースも設けている。立体駐車場は今月28日から利用でき、353台分の駐車スペースを確保する。

立体駐車場を除く2棟の延べ床面積は1万3530平方メートルで、同社によると、つくば駅周辺で1万平方メートルを超える賃貸オフィスの供給は1990年完成のつくば三井ビルディング以来35年ぶり。

ディールつくばへの入居契約・申し込みは現時点で80%ほどで、同社の八友明彦茨城支店長は「つくば駅の顔となる場所なので、それにふさわしいテナントを誘致していきたい」と述べた。



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