竜神大吊橋30周年 現地で祝賀イベント バンジージャンプ有名スポット 850万人訪問 茨城・常陸太田

竜神大吊橋(茨城県常陸太田市天下野町)の架橋30周年記念式典が29日、橋に隣接する水府物産センターで開かれた。宮田達夫市長が「地元の皆さんや市観光物産協会とアイデアや知恵を出し合い、日本の一大観光地に成長することを願っている」とあいさつし、出席者がくす玉を割るなどして祝福。県北地域の観光拠点としての魅力アップを期待した。
同大吊橋は1994年4月に完成。橋上からダム湖に向けて飛び降りる「バンジージャンプ」など観光スポットとして有名。年間を通して多くの観光客が足を運び、これまで850万人以上が訪れている。ダム湖から高さ約100メートルに位置し、歩行者専用つり橋(長さ375メートル)として国内最大級。
竜神峡鯉のぼりまつりや風鈴まつり、紅葉まつりなど四季の絶景を生かしたイベントを開催、約10年ごとの橋梁(きょうりょう)全体の防錆(ぼうせい)と塗装工事が今月中旬に完了した。式典には県や市の関係者、町会長、消防団分団長ら33人が出席した。
アトラクションでは、天神ばやし太鼓が演奏された。橋のたもとでライブを披露したお笑いコンビ、オスペンギンの山中崇敬さんがお祝いのバンジージャンプに挑戦し、大きな拍手が送られた。