茨城空港 福岡便2往復に増便、運航開始 記念品配りアピール

茨城空港(茨城県小美玉市与沢)発着の福岡便が1日2往復に増便され、運航が30日、始まった。増便に合わせ、茨城空港で記念イベントがあり、関係者が利用者への記念品配布やセレモニー開催などを通じて、福岡便の周知と利用促進をアピールした。
茨城空港は23年10月、1時間1着陸としてきた民間機の運用ルールを緩和。これにより午後2時台の福岡便の増便が実現した。従来は1日1往復だった。年間約10万人が利用する福岡便の利便性向上と利用拡大が期待される。
増便初日の30日は茨城着に176人、同発に156人が利用。両便の平均搭乗率は94%に達した。イベントは空港PR大使「いばらきスカイガイド」や福岡親善大使など11人が参加。観光ツアー客や家族連れに、県産品の干し芋や特別な小型バッグをプレゼントした。
記念セレモニーは搭乗待合室で実施され、福岡便を運航するスカイマークの勝野潤一茨城空港支店長は「これからも安全を第一に、運航品質の向上に努める」とあいさつ。伊藤正敏県空港対策課長は「念願の福岡便が増便できた。今後は現在の2倍の利用を目指し、北関東と九州の交流を進めていきたい」と力を込めた。