茨城県教職員異動 新任校長に聞く 取手市立久賀小・伊津野和泉さん 日立市立十王中・岡村克明さん
今春の教職員人事異動で、小中学校や高校、特別支援学校など茨城県内公立学校で新たに159人が校長に登用される。新校長の2人に抱負を聞いた。
■伊津野和泉さん 子ども中心に笑顔を
「校長になるとどんな景色が見えるのか。わくわくどきどきしている」。学校経営のトップ就任を控え、期待と緊張が入り交じる。
北海道出身。小学3年で茨城県土浦市に引っ越し、その後も転校が続いた。見知らぬ土地での学校生活は不安だったが、担任の先生は楽しいクラスをつくってくれた。「安心感と居心地の良さを感じられた」。この時の恩師2人に憧れて教師の道へ進んだ。
担任と教務主任、教頭を経てきたが「どれも見える景色は異なった」。管理職になり、地域の助けを強く実感した。「複雑な課題を抱える今、学校と保護者、地域が一緒に知恵を絞れば光は見えるはず。子どもを中心にみんなの笑顔を広めたい」
現任校の守谷・大野小はじめ、歴代赴任校は地域と共同の田んぼ作りが盛んで新任校も同様だ。「どんな田んぼ作りが待っているのか」。こちらも楽しみのようだ。千葉県我孫子市在住。52歳。
■岡村克明さん 地縁を糧に小中連携
「重圧もあるが、故郷で(校長として)働ける喜びがある。地域を巻き込みながら学習指導、部活動、学校行事が充実し、笑顔が絶えない学校を目指したい」と意気込む。
教員を志したのは大学卒業後。最初に就職した会社では労働環境に悩んでいた。「(敵対心を持たれていた)生徒が、話しかけるうちに心を開き、通じ合えた」と、教育実習の経験を思い出し、1年で退職。教師の道へかじを切った。
講師時代も含め出身校の櫛形小や十王中を中心に教壇に立ち、2024年度から櫛形小の副校長として故郷に再び赴任。「コミュニケーション力を取ったら何も残らない」と、生徒や地域との対話を大切にしてきた。これまでに培った地縁を糧に、小中連携や学校運営に生かしていく考えだ。
「教職は未来をつくる一翼を担い、喜怒哀楽を共有できる」と魅力を語る。「育ててくれた故郷に恩返ししたい」。茨城県日立市在住。52歳。











