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茨城県教職員 5936人異動 学校・教育庁等 女性管理職は最多

茨城県庁=水戸市笠原町
茨城県庁=水戸市笠原町


茨城県教育委員会は30日、4月1日発令の教職員の人事異動を発表した。異動総数は5936人で前年度より347人増えた。公立学校で現職を含む教頭以上の女性管理職は33人増の543人、教育庁等で課長級以上の女性管理職は4人増の11人で、いずれも過去最高となった。

学校の女性管理職の新たな登用は校長54人、副校長12人、教頭86人の計152と前年度に比べ15人増えた。現職を含む割合は校長が3.1ポイント増の30.3%、副校長・教頭が1.9ポイント増の34.2%となった。

公立学校で2022年度に新設した主幹教諭に新たに10人、指導教諭に同13人登用。小中義務教育学校では、制度開始以降初めて主幹教諭から教頭に8人を登用した。

校長公募では県立鹿島高・付属中の副校長にホンダのグループ企業でシニアマネージャーを務めていた河田実氏を配置し、1年後の校長昇任を見込む。校長公募で採用されていた県立IT未来高副校長の辻武伺氏と県立古河中等教育学校副校長の久米麻子氏がそれぞれ校長に昇任する。

人事交流は知事部局から教育庁などに20人、教育庁などから21人が知事部局に異動する。知事部局からは教育庁の総務企画部財務課長などに就く。

学校数は、小学校が前年度比1増6減の426校、中学校は2増9減の204校、義務教育学校は1増1減の16校、高校は1減の92校1分校となった。中等教育学校と特別支援学校は変わらない。

退職を含む異動規模は小学校2475人(237人増)、中学校1594人(36人増)、高校970人(80人増)、特別支援学校458人(26人増)、教育庁等439人(32人減)。このうち採用は1102人(45人増)、配置換えは3262人(177人減)、昇任は413人(18人増)、休職などその他は74人(10人増)となった。



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