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たかはぎFMありがとう 放送終了 ファン感謝の声 茨城

放送を終え、涙ぐむパーソナリティー=高萩市春日町
放送を終え、涙ぐむパーソナリティー=高萩市春日町


茨城県高萩市で親しまれてきたコミュニティ放送局「たかはぎFM」が31日、放送最終日を迎えた。正午から午後2時まで最後の定時の独自番組を生放送でオンエア。ファンからの感謝の気持ちや思い出を伝えるメッセージなどを読み上げ、別れを告げた。

この日の生放送では冒頭、パーソナリティーが同FM終了を伝え、「ありがとう さようなら たかはぎFM」と題したメールを募集。リスナーから「いつまでも自分の記憶に残ります」「拙(つたな)い文章を読んでくれてありがとう」などと放送終了を惜しむ声や感謝のメールが届いた。

生放送中には同市春日町のスタジオに関係者やファン約10人が訪問。矢吹勉理事長(75)らにねぎらいの言葉をかけた。放送を担当したパーソナリティーの坂本龍一さん(33)は最後のメールを読み終えると、涙を浮かべた。

放送終了後、関係者が4人のパーソナリティーに花束を贈呈。矢吹理事長は「やり切った。悲しさはあるけど、(聴衆者に)『頑張るぞ』という気持ちになってもらえた」と振り返った。坂本さんは「8年間続けられた経験は宝。地域の人々と交流できてうれしかった」と話した。

長年のファンだという落合孝之さん(72)は「趣味の野鳥や街の話題、市議会中継などを楽しみにしていたので、寂しい。『お疲れさま、楽しい思い出をありがとう』と伝えたい」と閉局を惜しんだ。



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