グランピング施設 ナンバー12 鹿嶋に4日オープン 宿泊棟、サウナ付帯 茨城


トレーラーハウスを活用したグランピング施設「ナンバー12カシマファンゾーン」が、茨城県立カシマサッカースタジアム近くの同県鹿嶋市宮中に完成し、4日に全面オープンする。八つある宿泊棟には、それぞれプライベートサウナが付帯する。このほか、日帰り利用もできる共用サウナが3種類ある。運営事業者の担当者は「市内に不足する宿泊施設を補い、鹿嶋の魅力や非日常が感じられる場所にしたい」としている。
同施設は、トレーラーハウスの輸出入などを手がけるツキヒホールディングス(本社東京都、木村一希社長)と、鹿行地域の地域活性化に取り組むKX(本社鹿嶋市、小泉文明社長)が建設を進め、2月に完成した。既に3月22日から共用サウナの利用が始まり、今回宿泊棟をオープンさせる。
両社によると、同市にはサッカー・J1鹿島アントラーズの観戦客や鹿島神宮の参拝客らが多く訪れるものの、比較的都心から近距離であることから宿泊者が少なく、滞在時間が短いという課題があった。同施設はその解消の一つとして建設が企画された。
建設場所は同スタジアムから徒歩約15分の距離に立地し、広さは約1万平方メートル。市街化調整区域のため、トレーラーハウスを採用した。各宿泊棟の収容人数は最大6人。1棟貸しが基本で、料金は最低3万6000円。曜日や季節によって料金がアップする仕組みだ。バーベキューグリルなども備え付けられている。
共用サウナは、大型画面の映像を見ながら入る「騒」(定員22人)と、会話禁止で静寂を楽しむ「黙」(同12人)、アメリカンスクールバスを改装した「動」(同5人)の3種類。このほか、ハマグリやシラスなど地元食材を使った食事を提供する飲食棟や、同施設のオリジナルグッズを販売するショップ棟もある。
広いイベントスペースもあり、音楽や映像のイベントだけでなく、地元食材を販売する朝市や企業研修などの利用も想定している。施設名は、サッカーのサポーター番号である「12」に由来。建設に当たっては、地元16社が参画事業者となった。
全面オープンを前に、木村社長は「地元企業を巻き込み、地域の交流が深まる施設になればいい」と願った。