地域発展へ決意新た 茨城県入庁式 「誠実、公正な執行」誓う 新年度スタート


新年度がスタートした1日、茨城県や水戸市など県内市町村で、新規採用職員への辞令交付式が開かれた。新人職員らは地域の一層の発展に向けて、決意を新たにした。
新年度が始まった1日、県庁で入庁式が開かれ、新規採用職員267人が出席した。入庁したのは18~60歳の男性151人、女性116人。大井川和彦知事は「恐れずに新しいことにチャレンジを」などと激励した。
新採職員代表として医療政策課に配属されたひたちなか市出身の木村優那さん(22)と、立地整備課に配属となった筑西市出身の渡辺貴也さん(22)が登壇。大井川知事を前に「誠実かつ、公正に職務を執行することを固く誓う」と宣誓した。
大井川知事は少子高齢化や人口減少などの課題を上げ「変化の時代に、県政を発展させる大きな戦力となってほしい」とエールを送った。
木村さんは「多くの方に医療を届けられるよう、政策業務を頑張りたい」と抱負。渡辺さんも「企業誘致に向け魅力発信や立地環境を整え、茨城の活力を支える」と誓った。
■「市民の暮らし助ける」 水戸市役所で辞令交付式
水戸市の本年度新規採用職員の辞令交付式が1日、同市役所で開かれた。本年度採用された新人職員は、市長部局や教育部局、消防を合わせ、18~45歳の男女48人。皆緊張した面持ちで式典に臨み、市職員としての第一歩を踏み出した。
デジタルイノベーション課に配属される和知泰雅さん(26)が、市長部局の新採職員を代表して高橋靖市長から辞令を受け取った。和知さんは「市民がより良く暮らせる助けとなる仕事をしたい」と抱負を語った。
高橋市長はあいさつで「私たちは『出るくいを引っ張り上げる』ことを大事にしている」と強調。「市役所や水戸市を良くしたい、市民の笑顔あふれる町にしたいという思いを強く持ち、自分に何ができるかを考え、意見や提言をどんどん出してほしい」と激励した。