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大煙突110年 歴史たどる 日立でパネル展 茨城

日立鉱山の大煙突の写真や資料を並べたパネル展=日立市弁天町
日立鉱山の大煙突の写真や資料を並べたパネル展=日立市弁天町


日立鉱山が煙害防止のために建てた大煙突(高さ155メートル)が使用開始から今年で110年になる。節目を記念したパネル展が2日、茨城県日立市弁天町1丁目の市角記念市民ギャラリーで始まった。大煙突の物語を描いた絵本や市の名物となったサクラの植樹など、鉱山にまつわる歴史が分かりやすく紹介されている。市民グループ「大煙突とさくら100年プロジェクト」などが主催した。同展は6日まで。

明治期以降の鉱山操業により周辺地域に煙害が広がったため、経営者が大煙突を建設したという経緯が、写真や資料を通して紹介されている。地域で作られた絵本「大煙突とさくらのまち」の原画パネル18点が並べられたほか、市出身の医師、樫村博康さん(故人)が長年撮り続けた煙突の写真が展示されている。鉱山閉山後の1993年に3分の1を残して倒壊するまでの煙突の姿が記録されている。「わがまちの桜23選」のパネルもある。

市内を走っていた「鉱山電車」の立体地図も展示され、来場者の高い関心を集めている。鉱山電車の立体地図の展示に合わせ、来場者が思い出を書くメモ帳も置かれた。メモ帳には「祖父の代から鉱山に勤めた」「映画館や病院に通った」などと、鉱山を巡る貴重な記憶が記されている。

同プロジェクトの原田実能代表(66)は「市民や企業と共に行われた市のまちづくりの歴史に触れる機会にしてもらえれば」と語った。



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