竜神大吊橋で結婚祝う 2組の親族や友人列席 未来への架け橋 人力車で渡る 新郎は決意のバンジー 茨城・常陸太田

茨城県常陸太田市天下野町の竜神大吊橋で3月30日、人前結婚式が行われた。同大吊橋30周年記念に企画されたもので、同市在住の2組のカップルが長さ375メートルの大吊橋を未来への架け橋として、家族の絆を強めながら歩んでいくことを誓い合った。
式を挙げたのは、堀口英昭さん(42)・このみさん(30)と、岡部将弥さん(32)・かなえさん(33)の2組。いずれも入籍時がコロナ禍だったため式を挙げられず、出産もあってタイミングを逃したという。会場には親族や友人ら計約80人が列席して見届けた。
人力車に乗って大吊橋を渡り、途中から対岸まで敷かれたレッドカーペットを歩み、渡った先のカリヨンの前で愛を誓い合った。宮田達夫市長が式台から「一緒に笑顔あふれる幸せな家庭を築くことを誓いますか」と問いかけ、2組の夫婦は「誓います」と答えた。指輪の交換や結婚証明書への署名、10年後に開封するタイムカプセルに互いへの思いを込めた手紙を入れた。
式後には新郎がバンジージャンプに挑戦。家族の幸せを願って約100メートル下のダム湖に向けてジャンプすると、参列者などから祝福の拍手が送られた。
岡部将弥さんは「素晴らしい景色の中で皆さんの前で式ができてよかった。妻と3人の子供たちとすてきな家庭をつくっていくという決意を込めてジャンプした」と笑顔。堀口このみさんは「人力車で橋を渡ったのが印象的。一生忘れない思い出になった」と話した。
宮田市長は「人生の門出がこの場所で結ばれることで、家庭が固い絆とぬくもりに包まれていくことを確信している。希望に満ちあふれ、地域にも笑顔を広げていくことを心から願っている」と祝った。
同大吊橋は県北の観光拠点として1994年4月に完成。自然豊かな絶景と四季型イベントなどで年間を通して多くの観光客が足を運び、これまで850万人以上が訪れている。