悠仁さま筑波大入学 歓迎の声相次ぐ 「仲良く」「一緒に授業」

秋篠宮家の長男悠仁さま(18)が5日、筑波大(茨城県つくば市)の生命環境学群生物学類に入学された。学友となる新入生からは「仲良くなりたい」「一緒に授業を受けるのが楽しみ」と歓迎の言葉が相次いだ。大学側は今後、警備レベルを上げていく方針で、皇族が通うキャンパスの安全対策に関心を示す学生らも多く、さまざまな意見が聞かれた。
同大によると新入生は学群2230人、大学院2568人、理療科教員養成施設9人の計4807人。生物学類は定員80人で、秋入学を除く60人が入学した。
悠仁さまと同じ生物学類で、東京都出身の葛西悠貴さん(18)は「私も昆虫が好きなので、話が合うかもしれない。刺激をもらいながら勉学に励みたい」と目を輝かせた。
愛知県出身の長崎泉実さん(18)も生物学類に進学した。悠仁さまと会った際には「普段どういうことをして生活しているのか質問してみたい」と皇族の暮らしに関心を寄せた。
同日開かれた入学式の式辞で永田恭介学長は、「本学は多様な分野が協業する研究型の総合大学。豊かな未来社会を実現するために日々の研さんに励もう」とエールを送った。入学式後は新入生歓迎イベントがあり、悠仁さまも参加。周囲の学生たちと和やかに歓談する姿が見られたという。
同大は南北に約4キロ、東西に約1キロの広大な敷地を持ち、授業の移動に自転車を使う生徒が多い。構内は循環バスが走り、食品スーパーやカフェも出店。一般市民も自由に出入りできる構造となっている。
永田学長は悠仁さまが筑波大に合格して以降、定例会見の席で、学内の安全対策について何度か言及。暗い場所に防犯灯を設置するなどの考えを示してきた。同大の広報担当者も「今後は学内の警備レベルを段階的に上げていくことになる」と説明する。
新入生の40代の母親は警備体制の強化に伴い、学業や周辺地域への影響を気にする一方、「入学したのが娘ということもあり、警備の強化は親としてうれしい部分が大きい」と話した。
生命環境学群生物資源学類に3年次編入で進学した男子学生(20)は、警備が強化されることに理解を示しながらも、「そのことで学問の自由がおろそかになるようだったら残念。大学側にはうまく対応してもらいたい」と語った。
■農研機構・矢野氏 チャレンジ期待
悠仁さまと交流がある農業・食品産業技術総合研究機構(つくば市、農研機構)のシニアエグゼクティブリサーチャー、矢野昌裕さん(68)は、悠仁さまの筑波大入学について「これから、いろいろなことを学ばれ経験され、さらに成長されることを期待しています」と祝福した。
悠仁さまはお茶の水女子大付属中在学時、自由研究のテーマに稲の品種改良を選び、研究者の矢野さんから専門的な知識を学んだ。
一昨年8月には、農研機構を訪れ、矢野さんに水田の利用などについて質問したという。
悠仁さまが学ぶ生物学類について、矢野さんは「微生物から植物まで網羅し、研究領域が広い」と指摘し、「大学周辺には自然が残り、生物を学ぶには良い環境。大学生活の中で興味を持ったことにチャレンジしていただければ」と、期待を寄せた。