《茨城・桜めぐり》宵闇浮かぶ幻想光景 下妻・砂沼


宵闇に桜の花が浮かび上がり、昼間とは異なる水辺の風景を見せる。茨城県下妻市の砂沼では、日没後、南岸の遊歩道に約400個のあんどんがともり、桜を柔らかな光で照らしている。
砂沼は江戸時代に農業用ため池として造られ、1950年には茨城百景に選定された。周囲約6キロの湖畔には、ソメイヨシノやジンダイアケボノなど約1000本の桜の木が並ぶ。
太陽が沈み、あんどんが点灯すると、残照のグラデーションと光を帯びた桜の花が共演。ひとときの幻想的な風景が来園者を魅了していた。