歓迎1人の新入生 茨城県内の学校入学式

茨城県内の多くの学校で8日、入学式が開かれた。常陸大宮市小田野の市立美和小では、ただ1人の新入生、大戸竜士(りゅうじ)さん(6)が元気に学校生活をスタートさせた。
式典で在校児童50人が拍手で迎える中、大戸さんは担任と手をつなぎ入場。真崎恒一郎校長から「心待ちにしていた」と声をかけられ、6年生の大森萌瑠(める)さんから「みんなでサポートする」と励まされると、緊張気味だった表情がほぐれた。
1年生の教室に入り、隣の教室から2年生8人が歓迎に来ると、ハイタッチして笑顔。「給食が楽しみ。5月の運動会も頑張る」と声を弾ませた。
真崎校長は「美和小は学年を超えた絆が深く、体験学習もたくさんある。好きなことを一つずつ増やしていってほしい」とエールを送った。
県教育委員会によると、この日は小中高、義務・中等教育学校、特別支援学校の県内計516校で入学式が行われた。