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ピーマン販売高100億円 JAなめがたしおさい 神栖で式典、努力たたえる 茨城

ピーマン(資料写真)
ピーマン(資料写真)
節目を祝い鏡開きをする関係者ら=神栖市大野原
節目を祝い鏡開きをする関係者ら=神栖市大野原


JAなめがたしおさい(安藤昌義組合長)の2024年度ピーマン販売高が100億円を達成し、記念式典が「よいピーマンの日」の9日、茨城県神栖市大野原のアトンパレスホテルで開かれた。関係者約300人が参加し、これまでの努力をたたえ合った。

同組合は主に神栖市でピーマンを栽培している。同組合によると、1965年ごろから同市の波崎地区でピーマン栽培に取り組む農家が増え始め、67年に波崎青販部会が発足した。初年度の販売高は約8500万円だったという。その後栽培は神栖地区にも広がり、現在では全国有数の産地にまで成長した。

ハウス内で二酸化炭素(CO2)を供給する環境制御や害虫の天敵昆虫の導入など、ピーマンの安定供給に向けた取り組みに力を入れ、近年の販売高は80億~90億円ほどで推移。24年度の収穫量は約1万6千トンで23年度とほぼ同量だったものの、物価上昇による価格転嫁が進んだ影響もあり、販売高は約102億円と初めて大台の100億円を突破した。

式典で安藤組合長は「一地域で100億円達成は珍しい。ここにいる全員の協力のおかげ」とあいさつ。大井川和彦県知事は「皆さんの長年にわたるご尽力のたまもの」、額賀福志郎衆院議長は「100億円達成を機に、さらなる販売拡大に努めていってほしい」とそれぞれ語った。

ピーマン産地としての礎を築いた波崎青販部会の初代部会長、大塚輝夫さん(100)に安藤組合長から感謝状が贈られたほか、節目を祝い鏡開きも行われた。



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