次の記事:《広角レンズ》「記名式ごみ袋」見直しへ 採用の茨城県内10市 個人情報保護、揺れる運用 

湊線に乗って散策を 「なかみなと万博」13日から 茨城・ひたちなか 開運駅巡りやご朱印集め

「なかみなと万博」をアピールする三鉄ものがたり実行委員会代表の佐藤久彰さん=ひたちなか市阿字ケ浦町
「なかみなと万博」をアピールする三鉄ものがたり実行委員会代表の佐藤久彰さん=ひたちなか市阿字ケ浦町
「なかみなと万博」の切符
「なかみなと万博」の切符


ひたちなか海浜鉄道(茨城県ひたちなか市)湊線や沿線の商店街を盛り上げる活動をしている市民グループ「三鉄ものがたり実行委員会」(佐藤久彰代表)は13日から、「なかみなと万博」と称して沿線の商店や神社仏閣とタイアップし、開運、ご朱印、飲食・買い物をキーワードとした街巡りイベントを展開する。佐藤代表(55)は「鉄道ファンはもとより、幅広い層の人たちに楽しんでもらいたい」と呼びかけている。

イベントは、実行委が発足10周年記念事業として企画。湊線を「開運鉄道」、沿線を門前町や仲見世通りに見立て、①開運駅巡り(勝田=勝負運、金上=金運、殿山=出世運、阿字ケ浦=長寿)②ご朱印集め③飲食・買い物-の三つの乗車・街巡りを用意した。実行委は2021年、クラウドファンディング(CF)を活用し、阿字ケ浦駅に、同線で長く活躍した「キハ222」車両をご神体とした「ひたちなか開運鉄道神社」を建立。鉄道ファンの「聖地」となっていることに今回のイベントの着想を得た。

ご朱印集めでは六つのお寺と神社が協力。商店は那珂湊駅周辺を中心に、総菜や海産物、干し芋、焼きそば、常陸牛バーガーなどを商う食べ物関係のほか、クリーニング店なども含めた17店が参加する。

参加者は最初に那珂湊駅で、はがき大のオリジナル「切符」を入手する。参加店で200円以上の商品を購入し、店に切符を出すと、切り込みを入れてもらえる。切り込み入りの切符5枚を集めると、同駅で記念品を受け取れる。「切符」は計500枚を発行する。会期は設定していない。

イベント名を「万博」としたのは「大阪・関西万博」にあやかった。佐藤代表は「商店の人もお寺の人も人情味があって面白い人ばかり。彼らとおしゃべりしながら、郷愁を誘う港町の散策を楽しんでもらえれば」と話している。

最寄りの駅と参加店、神社仏閣は次の通り。

◇飲食店など▽金上駅 グレートリーフ▽那珂湊駅 大川商店、伊勢増、升留酒店、川崎クリーニング、小松屋、春日ホテル、はるのや食品、桔梗屋、けんぼや、鶏惣、すみよし、ヤマサレストラン▽平磯駅 二川酒店▽阿字ケ浦駅 阿字ケ浦クラブ、あじぱん、山形屋

◇ご朱印巡り▽那珂湊駅 光明寺、華蔵院▽那珂湊駅・殿山駅 法華寺▽阿字ケ浦駅 堀出神社、ほしいも神社、ひたちなか開運鉄道神社



最近の記事

茨城の求人情報