日本の書展茨城展開幕 秀作一堂、5部門320点 茨城・水戸

日本書壇の巨匠と茨城県を代表する作家の秀作を一堂に展示した「第52回日本の書展茨城展」(茨城新聞社、茨城書道美術振興会主催)が12日、茨城県水戸市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館で開幕した。5部門に約320点の作品が並び、初日から多くの鑑賞者が訪れ、書芸術の粋を堪能した。14日まで。
開会式で、同振興会長の沼田安広茨城新聞社長は「多くの県民の皆さんにご来場いただき、書の魅力を感じ取ってほしい」とあいさつ。吉澤鐵之理事長は「茨城の書道界の作品が全部網羅され、飾ってある。ご観覧いただきたい」と述べた。主催者と来賓の岩下泰善副知事らがテープカットを行い、幕開けを祝った。
同展は1973年から続き、県内最大規模の書道展として定着。全国巡回の「現代書壇巨匠」「現代書壇代表」をはじめ、茨城県作家の「茨城書壇招待」「茨城書壇代表」「茨城書壇選抜」で構成。併せて「第25回茨城新聞学生書道紙上展」の特別賞と優秀賞の作品約200点も展示している。
初日は、同紙上展の特別賞と同選抜の奨励賞の各受賞者の表彰、出品作家3人の席上揮毫(きごう)も行われた。