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イベント集約サイト開設 水戸など県央地域9市町村 利便性高め、民間情報も 茨城

県央地域9市町村のイベント情報をAIを使って集約したサイトの公開が始まった
県央地域9市町村のイベント情報をAIを使って集約したサイトの公開が始まった


茨城県水戸市や茨城町など県央地域の9市町村は14日までに、域内の催しを集約したサイトを開設した。中核市の同市を拠点に自治体の垣根を越えて地域課題に取り組む「いばらき中央地域連携中枢都市圏事業」の一環。自治体の主催だけでなく、民間のイベント情報も掲載しているのが特徴で、水戸市が独自に運用していたサイトを9市町村版に広げた。探せるイベントの種類を増やして住民や観光客の利便性を高め、人の移動の活性化を図る。

サイトは「いばらき県央地域イベント情報集約サイト」。インターネット上で公開されている市町村の広報紙をはじめ、X(旧ツイッター)やインスタグラムといった交流サイト(SNS)から、AI(人工知能)を使ってイベント情報を収集。水戸市職員が確認した上で掲載している。サイトでは、地域や日程のほか、グルメや健康、季節のイベントなど条件を絞って検索もできる。

いばらき中央地域連携中枢都市圏事業は、国の連携中枢都市圏構想に基づくもの。人口減少や少子高齢化が深刻化する中で、中心都市を拠点に周辺の市町村で連携し、社会経済圏を維持する政策で、同市が2020年に中核市になったことで要件を満たし、同事業が始まった。医療、教育、防災、観光など自治体単独では対応が困難な30分野で連携する。

サイトは同市が22年から、市内のイベント情報を集約したサイトを公開したところ、月平均で6万回、今年2月末までに累計164万回閲覧されるなど好評だったのを受け、9市町村に拡大することを決めた。

市担当者は「市町村の境界線を越えてイベントを探せるようになった。お出かけ先を探す楽しみが広がってほしい」と期待を込めている。



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