卒アル流出 古河・守谷など4市町も 19校2318人に漏えいの恐れ 茨城

宮城県仙台市の印刷会社「斎藤コロタイプ印刷」の工場がサイバー攻撃を受け、各地から受注した2023年度の卒業アルバムの氏名や写真が漏えいした恐れがある問題で、茨城県古河、守谷、小美玉、阿見の4市町は15日、計19の小中学校で発注していたと発表した。児童生徒と教職員合わせて2318人分を含む。二次被害は確認されていないという。
各市町によると、漏えいの可能性があるのは、古河市が古河七小など小学校9校と古河二中など中学3校の計12校1350人分に上る。守谷市は黒内小、守谷小など4小学校617人分、小美玉市は堅倉小、納場小の2校164人分、阿見町はあさひ小1校の187人分となっている。
県内では14日、龍ケ崎、取手両市が、計11小中学校1368人分が対象と発表。このほか、つくば市は市内の小学校や義務教育学校など複数の学校が対象になる可能性があるとして、調査を進めている。
漏えいの恐れは、全国約30都道府県の最大約17万3000件に及ぶ。