高校生含む5人死亡 負傷者、最少169人 春の交通安全運動期間 茨城県警

茨城県警は16日、春の交通安全運動期間中(6~15日)の交通事故の負傷者は前年同期比32人減の169人(速報値)で、統計が残る1972年以降で最少だったと発表した。死者は4人増の5人(同)で、このうち2人が高校生だった。
県警交通総務課によると、期間中の人身事故の発生は前年同期比4件増の147件(同)となり、72年以降2番目に少なかった。
死者は2人が高校生で、いずれも15日に事故が発生。同県取手市で自転車に乗って下校中の女子生徒(15)が軽乗用車にはねられ、同県古河市ではバイクで走行していた男子生徒(17)が縁石に接触して転倒、それぞれ死亡した。
同課の担当者は「春は慣れない道を通る学生が多い。安全確認を徹底してほしい」と、ドライバーに呼びかけた。
県警は期間中、通学中の子どもの安全確認を呼びかける街頭キャンペーンほか、飲酒運転や速度違反の取り締まりなどを実施した。