卒業生の個人情報、HPに誤掲載 22年度卒土浦三高生117人分 茨城県教委

茨城県教育委員会は22日、県立土浦三高が2022年度に同高を卒業した生徒117人分の個人情報を誤って学校ホームページに掲載したと発表した。4月14~15日の約14時間にわたり、3学級分の氏名や性別をはじめ、具体的な大学や企業の受験先、合否、進路などが閲覧可能となっていた。流出による被害の報告はないという。
県教委高校教育課によると、誤って掲載したのは、同高卒業生の進路実績をまとめたエクセルファイル。24年度の卒業生の進路先として大学や専門学校、企業などの人数のみを記載したつもりが、別のシートに22年度の卒業生の個人情報が残っていた。
同高の進路担当者が22年度のファイルを再利用。本来は新たに作った24年度の進路実績のみを別の電子文書の形式にした上で、受け取ったホームページ担当者が掲載するはずだったが、2人とも掲載内容や手順の確認が足りなかった。
ファイルは14日午後6時17分ごろに公開。15日午前8時ごろ、外部から電話で指摘を受け、削除した。同高は順に卒業生に電話で謝罪している。
同課は「個人情報の管理体制を見直すとともに、ホームページ掲載時に複数でチェックするなどして再発防止を徹底する」としている。