卒アル情報流出 新たに茨城県立高5校 生徒ら1206人漏えい恐れ 宮城・仙台の印刷会社に発注

宮城県仙台市の印刷会社「斎藤コロタイプ印刷」の工場がサイバー攻撃を受け、各地から受注した2023年度の卒業アルバムの氏名や写真が漏えいした恐れがある問題で、茨城県教育委員会は22日、県立高5校の生徒や教職員計1206人の個人情報が漏えいした恐れがあると発表した。これまでに二次被害は確認されていない。
県教委高校教育課によると、漏えいの恐れがあるのは、土浦湖北と竜ケ崎南、藤代紫水、古河二、伊奈の5校。いずれも同年度の卒業アルバムに掲載された生徒計914人と教職員計292人の名前と顔写真が漏えいした可能性がある。
県教委は、同社がサイバー攻撃により個人情報が流出した可能性があると公表したことを受け、15日から全ての県立学校に卒業アルバムの発注状況を確認。翌16日までに、県立高5校が発注していたことが明らかになった。