3神社連携、御朱印頒布 25年は「神使」と花々 日立・高萩 茨城

人々の願いを神に届けてくれる動物「神使(しんし)」がいる茨城県北3神社が今年も「神使三社巡り御朱印」を頒布している。神社を起点とした県北地域の活性化を狙いに昨年始まった試みで、今回が第2弾。神使に加え、今回は神社を彩る季節の花々をデザイン。参拝者に3社を巡り、御朱印を集めてもらいたいと期待を込める。
御朱印を企画したのはいずれも禰宜(ねぎ)で、助川鹿嶋神社(同県日立市鹿島町)の臼井強さん(37)、御岩神社(同市入四間町)の大塚航平さん(29)、高萩八幡宮(同県高萩市安良川)の鈴木誠人さん(29)の3人。
助川鹿嶋神社の御朱印には「鹿」と「アジサイ」、御岩神社は「龍」と「シャクナゲ」、高萩八幡宮は「白蛇」と「しだれモモ」が描かれている。
大塚禰宜の妻、栞さん(27)が花鳥画を参考に書き上げた。また、見る角度によって絵柄が変わるのも特徴で、力強く書かれた神社名も浮き上がる。
参拝者は初めにいずれかの神社で専用台紙と御朱印を受け、残る2社を巡り御朱印を集める。初穂料は計3600円で、頒布は年末まで。なくなり次第終了となる