《みと・まち・情報館便り》ワインの味わい方学ぶ ソムリエ植田さんと体験

ワインの正しい注ぎ方を実演する植田真未さん(左)=水戸市南町
ワインの正しい注ぎ方を実演する植田真未さん(左)=水戸市南町


シニアソムリエの植田真未さんが17日、「ワインを楽しむはじめの一歩」と題し茨城県水戸市南町の茨城新聞みと・まち・情報館で講演した。ワインの基礎や「かむように確かめる」テイスティング法を伝授し、参加者も挑戦。ワインの世界の奥深さに会場が酔いしれた。

植田さんは、ワインはブドウに限らず果実酒を指すことや、種が渋みになることを解説。温暖化で収穫時期が早まっているとし、「ワインは時間が造るもの。良い傾向ではない」と語った。

ワインの品質を評価するテイスティングは「グラスは右手で」「机の高さで傾けて色を確認する」「かみながら舌全体で味わう」とポイントを伝えつつ実演。

同じワインをグラスと紙コップで飲み比べる試みで参加者は、前者がはるかに香り立つことに驚いていた。

自宅での保存法は、暗く涼しい環境で「瓶を寝かせてコルクをワインに浸すと品質を保てる」と強調した。

日立市から参加した寺門孝さん(71)は「正しいグラスの持ち方や味わい方が学べた。ちょっといいワインを買ってみようかな」と楽しげな表情。水戸市、庄子千尋さん(36)は「ワインの選び方が分かって楽しみが広がりそう」とグラスを傾けた。



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