ボタン鮮やかに開花 潮来・潮音寺で見頃 茨城

茨城県潮来市日の出の潮音寺で、赤やピンク、白などの色鮮やかなボタンの花が開花し、訪れる人の目を楽しませている。境内には三十三観音の石仏があり、徳王観音には「太陽」、瑠璃観音には「鎌田藤」、威徳観音には「朝日港」など、それぞれの観音の風貌や名前に合わせて33品種のボタンが植えられている。
同寺は薬師寺(奈良県)の東関東別院。2016年に1観音1品種を植えたのが始まりで、現在、境内には108品種のボタンがある。4月末まで順番に見頃を迎える見込み。
寺務員の阿部武陽さんは「お寺に人が集まるようにと、ボタンを植えて大切に育てている。人々の心の安らぎとなってほしい」と話している。