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海浜観光 渋滞緩和へ ひたちなか・大洗 GWに実証実験 茨城県

茨城県庁=水戸市笠原町
茨城県庁=水戸市笠原町


茨城県ひたちなか市と同県大洗町の海浜地区を魅力的な観光地にする「ひたちなか大洗リゾート構想」実現を目指し、県などはゴールデンウイーク(GW)期間中の5月3~5日、交通渋滞緩和に向けた実証実験を行う。同海浜地区周辺に計850台分の特設駐車場を設けるほか、観光地へのシャトルバスも運行し、春の観光シーズンに備える。

駐車場は、ひたちなかエリアで国営ひたち海浜公園周辺の国有地に360台分と県立海洋高に140台分、大洗エリアで町中央配水場に150台分と旧大貫小跡地に200台分を設ける。バスは午前8時45分~午後4時ごろまで、両エリアでそれぞれ約20分間隔で運行する。

利用者に対しては、民間の駐車場シェアリングサービス「アキッパ」を活用し、専用サイトからの事前予約を促す。料金は事前予約の場合が495円、当日払いは500円。

県地域振興課によると、同海浜地区での春の観光シーズンの渋滞解消は大きな課題だ。昨年のGW期間のピーク時には、東水戸道路ひたちなかインターチェンジから那珂湊おさかな市場までの所要時間が、通常10分ほどのところ140分かかったという。

県は2023年度以降、同海浜地区で春と秋の観光シーズンに実証実験を続けている。これまで、複数の迂回(うかい)路設定による経路分散や臨時駐車場の増設、周遊バス運行などを行ってきた結果、「駐車場の不足や、駐車場に入場するまでに並ぶ車列が渋滞の要因」と判断し、対策を探っている。



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