「りんご花さんぽ」企画 大子の6園 授粉体験やドローン撮影 29日まで 茨城

りんごの花を観賞しながら観光りんご園を巡る「りんご花さんぽ」と題した新たな企画が、茨城県大子町で開かれている。より良い果実にするための摘花作業が間もなく始まることから、清楚(せいそ)で白い花が咲くこの時期限定の楽しみ方だ。29日まで。
企画したのは、同町と地域活性化に関する協定を結んでいる地域づくりコンサルタント会社「さとゆめ」(東京)。奥久慈りんごの産地である同町への新たな観光誘客、奥久慈りんごのファン拡大が主な狙い。町内6カ所のりんご園の協力を得た。
参加しているのは、藤田観光りんご園(同町浅川)姫ケ滝りんご園(同町川山)仲野りんご園(同町浅川)佐川果樹園(同町高柴)しいなりんご園(同町川山)奥久慈もも・りんご仲野園(同町芦野倉)。参加料400円(中高生200円、小学生以下無料)で、藤田観光りんご園、姫ケ滝りんご園、佐川果樹園で受け付け、パスを交付する。
各園独自の体験コンテンツも用意している。藤田観光りんご園では「アップルパイセット」(1200円)を提供。仲野りんご園では授粉体験(26、27日、100円)、姫ケ滝りんご園ではドローン撮影(29日、1000円)ができる。佐川果樹園は高台からりんご園を眺める「絶景りんご園見学ツアー」(300円)を行う。しいなりんご園、奥久慈もも・りんご仲野園は園外からの観賞のみ。
発案した、起業人制度で同町に派遣されているさとゆめ社員の石原颯人さん(30)は「淡いピンクと白のりんごの花と新緑が相まって、りんご園には春の絶景が広がっている。収穫の時期にも訪れることで2度りんご園を楽しんでもらいたい」とPRする。
詳しくは「りんご花さんぽ」のホームページで検索できる。