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火縄銃演武、迫力に歓声 下妻・多賀谷時代まつり 茨城

火縄銃演武を披露する川越藩火縄銃鉄砲隊保存会=下妻市本城町
火縄銃演武を披露する川越藩火縄銃鉄砲隊保存会=下妻市本城町


約500年前に茨城県下妻市付近を拠点として活躍した戦国武将、多賀谷(たがや)氏をしのぶ、第16回多賀谷時代まつり(同まつり実行委員会主催)が27日、同市本城町の多賀谷城跡公園で開かれた。迫力ある火縄銃演武や、勇壮な武者行列が披露され、会場は大勢の観客でにぎわった。

同まつりは、郷土の歴史に焦点を当て、観光振興を目指そうと始まった。大きな見どころの一つ、火縄銃演武では、甲冑(かっちゅう)姿の川越藩火縄銃鉄砲隊保存会(埼玉県)が砲術を実演。豪快な発砲音を会場内にとどろかせ、観客からは驚きの歓声が上がった。

演武終了後は、同保存会が菊池博市長や住民と共に武者行列を披露した。今年は市教育委員会の呼びかけで、地元の児童約25人が参加。段ボールで手作りした兜(かぶと)を身に着けて行列に加わった。姉妹で参加した同市、中嶋唯さん(8)=小学3年=は「楽しかった」、和さん(6)=同1年=は「兜は家に飾りたい」と話した。

会場ではこのほか、県警下妻警察署による防犯・交通講話なども行われた。川澄次男実行委員長(76)は「行政、民間、警察が一体的になり、下妻市を盛り上げる原動力になればいい」と話した。



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