母の日へ カーネーション 出荷最盛期 茨城・常陸太田

5月12日の「母の日」に向け、茨城県内の花卉(かき)農家でカーネーションの出荷が最盛期を迎えている。同県常陸太田市内田町の大内園芸は28日、色とりどりの花を付けた鉢植えへの袋がけなど、出荷作業に追われた。
大内園芸の広いビニールハウスの中には赤やピンク、白など多様なカーネーションがずらりと並び、昨年の「県花の展覧会」で金賞と県知事賞を受賞した色の変化を楽しめる品種「エクレア」も出荷を待つ。
5月上旬までに約1万鉢の出荷を予定。茨城花き流通センターを通じて、北海道から九州まで全国の市場に届けられる。大内広明代表(45)は「いろんな色があるので、贈る相手を思いながら選んでほしい」と話した。