松枝印刷、事業を停止 負債1億3000万円 茨城
東京商工リサーチつくば支店は30日、印刷製本の松枝印刷(茨城県常総市水海道天満町)が4月28日までに事業を停止、事後処理を弁護士に一任したと発表した。負債は約1億3000万円。
同社は1959年創業。県や同県つくば市と周辺の研究機関を受注基盤とし、ピーク時の2010年6月期には年売上高2億3000万円を計上した。
徐々に同業他社との受注競争激化などの影響を受け、次第に事業規模を縮小。24年末ごろには代表者が体調を崩し、毎年手がけていた官公庁の入札に参加できなかったことなどから、事業継続を断念した。