1日午前10時半ごろ、茨城県龍ケ崎市愛戸町付近の県道交差点で、右折しようとした同市のコミュニティーバス(コミバス)と、反対車線の乗用車が衝突した。稲敷広域消防本部などによると、乗用車の4人はいずれも軽いけがを負った。コミバスの乗客9人と運転手にけがはなかった。

市都市計画課によると、コミバスは循環ルート内回りで、関東鉄道が市の委託を受けて運行していた。現場は信号機がある十字路交差点で、信号は当時、黄色から赤に変わった状態だったという。

現場周辺には救急車や消防車、警察が集まり、一時騒然とした雰囲気に包まれた。乗客の80代男性は「ぶつかった音はそれほど感じなかったが、衝撃はあった」と話した

事故を受け、同市の萩原勇市長は「事故原因の究明に全面的な協力を行う。一層の安全運転を受託事業者に指示し、再発防止に向け運行管理の徹底に努めていく」とのコメントを出した。