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天下泰平へ的射抜く 鹿島神宮で流鏑馬 茨城

鹿島神宮の流鏑馬神事で、疾走する馬の上から矢を放つ射手=1日午後、鹿嶋市宮中
鹿島神宮の流鏑馬神事で、疾走する馬の上から矢を放つ射手=1日午後、鹿嶋市宮中


茨城県鹿嶋市宮中の鹿島神宮(東俊二郎宮司)で1日、流鏑馬(やぶさめ)神事が行われた。平安時代の装束に身を包んだ男女6人の射手が駆ける馬上から的をめがけ、勢いよく矢を放った。

同神宮の流鏑馬神事は天下泰平と五穀豊穣(ほうじょう)を祈る。奥参道に約300メートルの馬場が設けられ、射手たちが日本の在来馬「和駒」5頭にまたがり、順番に三つの的を狙った。見事に射ぬいた場面では見物客が歓喜し、大きな拍手を送った。

埼玉県春日部市の荒井一郎さん(64)は「流鏑馬神事を見るのは5、6回目。平和を願った」と話した。妻の郁代さん(68)は「スピードに感動した」と躍動感を味わった表情で語った。

同神事に先立ち、豊作祈願の「御田植祭(おたうえさい)」も行われた。5~6歳の子どもらが輪をつくり、笛太鼓に合わせて早乙女舞(さおとめまい)を披露した。



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