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霞ケ浦産ナマズPR 茨城・行方 直売会から揚げに笑顔

アメリカナマズのから揚げの試食が行われた漁師直売会=4月29日、行方市玉造甲
アメリカナマズのから揚げの試食が行われた漁師直売会=4月29日、行方市玉造甲


茨城県行方市漁業振興協議会(会長・鈴木周也市長)は4月29日、同市玉造甲の観光物産館「こいこい」で「ゴールデンウイーク漁師直売会」を開いた。霞ケ浦で取れたアメリカナマズのから揚げやシラウオの天ぷら、川エビ(テナガエビ)のかき揚げなどの試食販売を行った。

この日は晴天に恵まれ、山源とヤマイ水産のブースは観光客や地元住民らで大盛況で、商品はほぼ完売した。ナマズのから揚げの試食では、多くの人が頬張っては笑顔を見せていた。

同協議会の海老沢武美副会長(72)は、霞ケ浦でワカサギが不漁であるほか、シラウオや川エビが激減し、漁業者が苦境に立たされていることについて触れ「この50年で環境や生態系が変わってしまった。魚が取れない。それでも霞ケ浦や北浦にはおいしい魚があることを知ってほしい」と語り、アメリカナマズを用意した。「小骨がなく、大人でも子どもでも食べやすい。くせもないので一度食べてほしい」と話し、従業員らと共に精力的にPRした。

ナマズを初めて食べた男性(62)は「最初は怖いと思っていたが、食べると、思ったよりすごくおいしかった」と感想を述べた。



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