茨城県警、酒気帯び運転の男性巡査を懲戒処分

酒気を帯びた状態で車を運転したとして、茨城県警は2日、警務課の男性巡査(42)を道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで土浦区検に書類送致し、停職3カ月の懲戒処分としたと発表した。男性巡査は当時、県内警察署の交番勤務で休日だった。本人からの申し出によって4月15日付で警部補から巡査に降任し、同日付で同課へ異動した。
県警監察室によると、男性巡査は今年3月15日午後10時20分ごろ、同県土浦市内の路上で酒気を帯びた状態で自家用車を運転した。県警土浦署員が職務質問し、飲酒検査したところ、呼気から基準値を超えるアルコールが検出された。
男性巡査は同日は休みで、市内の公園駐車場で缶チューハイを飲んだ後、自宅に帰ろうとして約1.7キロ運転した。男性巡査の家族から家庭内トラブルの通報を受けて捜索中だった同署員が、運転中の男性巡査を発見した。
男性巡査は「警察官として法令を守れず、県民の信頼を損ねた」としている。綿引英治首席監察官は「指導教養を徹底して再発防止を図り、信頼回復に努める」とコメントした。