大輪ボタン 境内彩る 那珂・毘盧遮那寺 茨城

茨城県那珂市額田北郷の毘盧遮那寺(びるしゃなじ)(渡辺真人住職)で、約140株のボタンの花が赤、白、ピンク色の大輪の花を咲かせ、境内を華やかに彩っている。観光ボランティアガイド那珂は「大型連休期間を通して花の見頃が続く」と話している。
ボタンは正門や本堂の前に点在するように植えられている。花の芳香が漂う中、お気に入りの一輪を探す散策者も多い。これからは遅咲きの黄色の花が楽しめそうだ。
同寺は真言宗豊山派で、総本山の長谷寺(奈良)がボタンの寺として知られる。これに倣い、20年以上前から栽培を始めたという。同ガイドの小田部一彦さん(77)によると、手入れは花を傷めないよう、はさみを使わず手作業で行う。小田部さんは「古くから絵のモチーフに好まれてきた花の王さまは見応え十分」と来場を呼びかけている。
問い合わせは同寺(電)029(298)2842。