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男3人組の銅線盗 6県で229件裏付け 被害総額4億6100万円 茨城県警

茨城県警察本部=水戸市笠原町
茨城県警察本部=水戸市笠原町


茨城県警古河、筑西、境の3署と県警捜査3課の合同捜査班は2日、タイやラオス国籍の無職の男3人が、茨城県を中心に6県の太陽光発電施設で、銅線ケーブル狙いの窃盗を229件繰り返していたことを裏付けたと発表した。被害総額は約4億6100万円に上る。

3人は、タイ国籍で同県古河市、被告の男(27)=窃盗や覚醒剤取締法違反などの罪で公判中=と、同罪などで有罪が確定した同国籍で同市の男(26)、ラオス国籍で筑西市の男(24)。

県警は1日、窃盗などの容疑で水戸地検土浦支部に3人を追送致した。容疑を認めているという。

同課によると、3人は2022年5月から24年9月ごろまでの間、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、山梨の6県にある計148カ所の同施設から銅線ケーブルを盗み、筑西市や古河市、栃木県小山市などの金属くず買い取り業者で換金した疑いがある。生活費や覚醒剤購入費、母国への送金などに充てていたとみられる。

被告の男は地図アプリで同施設を検索し、航空写真から人けのない山間部などを選んでいた。3人は見張り役と銅線を切断する実行役に分かれ、犯行に及んでいたという。



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