デゴイチ親しんで 駅長服で記念撮影 汽笛鳴らす特典も 5日、水戸でフェス 茨城

茨城県水戸市千波町の千波公園にあり、〝デゴイチ〟の愛称で知られる蒸気機関車(SL)D51に親しんでもらおうと、「デゴフェス2025vol.1」がこどもの日の5日、同所で開かれる。子ども用の駅長服を着てデゴイチの前で写真を撮ったり、汽笛を鳴らしたりできるほか、当時の貴重な品々も展示され、親子連れやSLファンも楽しめる。
フェスは、デゴイチの清掃や点検に取り組む市民団体「デゴイチを守る会」の主催。同会はデゴイチを良い状態で次の世代に残していけるよう活動しており、今年で結成54年目。
フェスでは、デゴイチの前で子ども駅長の制服を着て記念撮影を楽しめる。当時の行き先板や車掌が使っていたランプなど貴重な品々の展示や鉄道模型も並ぶほか、デゴイチの塗り絵を使った缶バッジ作り、電車と新幹線のペーパークラフトなどのワークショップ(各200円)もある。参加者にはデゴイチの汽笛を鳴らせる特典もある。
同会の中山隆一会長(72)は「『ボー』という当時の汽笛も鳴らせるようになった。走っている時の姿をイメージして楽しんでほしい。子どもやお孫さんとの思い出にもなる」と呼びかけている。
雨天中止。中止の場合は、4日午後3時ごろに、市のホームページで発表する。