GW後半の茨城県内、大雨や強風に見舞われる 水戸で冠水 列車遅れも

茨城県内は2日朝から3日朝にかけ、低気圧の影響で南から湿った空気が流れ込み、大雨や強風に見舞われた。水戸地方気象台によると、日立市で3日午前2時までの24時間雨量が107.0ミリを観測。JR常磐線では勝田-常陸多賀駅間で最大31分遅れた。
同気象台によると、1時間降水量は水戸市で2日午後8時52分までに31.0ミリ、龍ケ崎市で同7時56分までに27.0ミリ、日立市で同10時37分までに27.0ミリなどの強い雨が降った。瞬間最大風速は笠間市で17.0メートル、日立市で16.5メートルを観測した。
常磐線は2日午後9時51分から3日午前0時8分にかけ、勝田-常陸多賀駅間で速度を落とし運行、上下6本が遅れた。ひたちなか海浜鉄道湊線は2日午後9時35分から同10時5分にかけて上下線で4本が運休したほか、最大43分の遅れが出た。
日本道路交通情報センターによると、2~3日にかけて県内の一部高速道路で最高速度が時速80キロに制限された。2日午後10時過ぎには、水戸市青柳町で那珂川の堤防沿いの道路が数十メートルにわたり冠水した。
同気象台によると、県内は4日昼過ぎから大気が不安定となる見込み。