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「元気もらえた」 B1ロボッツ今季最終戦 茨城・水戸でPV

茨城ロボッツの今季最終戦のパブリックビューイングで、ロボッツの得点に沸くファンたち=水戸市南町
茨城ロボッツの今季最終戦のパブリックビューイングで、ロボッツの得点に沸くファンたち=水戸市南町


バスケットボールのリーグ1部(B1)茨城ロボッツの今季最終戦が行われた4日、茨城県水戸市南町のユードムアリーナでパプリックビューイング(PV)が行われた。ファン約350人が集まり、ロボッツの選手に熱い声援を送った。試合は敗れたが、温かい拍手で健闘をたたえた。今シーズンを戦い抜いた選手に「応援しながら元気をもらえた。来季も頑張ってほしい」などと感謝を伝え、さらなる飛躍を願った。

北海道を拠点とする「レバンガ北海道」との一戦。PV会場に集まったファンは、青色とオレンジ色のロボッツのチームカラーのユニホームに身を包み、大型ビジョンに映る熱戦に見入った。「ゴーゴーロボッツ」などと一体となって声援を送り、ロボッツの選手が得点するたびにメガホンをたたき、歓声を上げた。

試合に惜しくも敗れると、ファンは温かい拍手を送り、選手らをねぎらった。同県ひたちなか市から家族で来た桑名睦君(9)は、「悔しかったけど、楽しかった」と笑顔。ロボッツの中村功平選手に憧れてバスケットボールを始めたといい、「いつかプロの選手になってロボッツで活躍したい」と目を輝かせた。

今季は15勝45敗。主将の長谷川暢選手ら主力がけがで相次いで離脱し、シーズン中盤までは11連敗するなど苦しんだ。それでも終盤にかけて巻き返し、15勝まで勝ち星を増やした。

今季、粘り強く戦った選手らの姿は、幅広い世代の人々を勇気付けた。水戸市の女性(83)は「楽しい時間を過ごさせてくれてありがとう」と感謝。ひたちなか市から家族で来たという永尾章さん(43)は「自分も子どももロボッツ一色になるくらい好きになった。また観に来たくなるような良い試合をしてほしい」と願った。

北海道まで駆け付けたファンもいた。札幌市の北海きたえーるでは、ファンがロボッツベンチ裏を中心に集結し声援を送った。同県つくば市、会社員、市山誠さん(60)は、「応援が普段の仕事や生活の活力になっている」と笑顔。「来季はさらに強くなってほしい」と飛躍を願った。



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