つくば竜巻13年、追悼 住民「支援、今も忘れない」 茨城

茨城県つくば市北条地区を襲った2012年の竜巻被害から13年がたった6日、犠牲者を追悼し、地区住民が黙とうをささげた。
竜巻は12年5月6日午後0時35分ごろ、同県常総市で発生。つくば市北部までの約17キロを移動し、同市では死者1人、負傷者は37人に上り、約1100棟が建物損壊の被害を受けた。
この日は同地区住民5人が商店街の休憩所「北条ふれあい館」に集まり、竜巻が通過した時間に手を合わせ、犠牲者を追悼した。
参加者の一人で、建物内にいるところを竜巻に襲われた武守ひろみさん(82)は「ものすごい音がして一瞬で通過した。サッシが飛ばされ、冷蔵庫がひっくり返るほどだった」と当時の様子を振り返った。
北条街づくり振興会の坂入英幸会長(75)は「復旧のため、大勢のボランティアが来てくれた。当時の支援は今も忘れない」と話した。