かばん工場火災の遺体 アルバイトの知人か 茨城県警神栖署

茨城県神栖市矢田部で3日、かばん工場が全焼し、焼け跡から1人の遺体が見つかった火災で、工場内で寝泊まりしていたアルバイト従業員の知人が当時現場にいた可能性があることが7日、県警神栖署への取材で分かった。同署は遺体の身元確認を急ぐとともに、出火原因を調べている。
同署によると、同工場を経営する男性の話から、アルバイト従業員1人が休憩室で寝泊まりしており、出火当時はアルバイト従業員の知り合いが1人で現場にいた可能性があるという。ミシンで作業する部屋が激しく焼け、遺体はこの近くにある休憩室で見つかった。
火災は3日午前8時11分ごろ、同工場から出火、鉄筋平屋建て約300平方メートルを全焼した。経営者の男性が出勤した際、「パチパチ」という音と黒い煙に気付き119番通報した。