ドローンで稲の種もみまく 生産者の負担軽減へ実演会 茨城・高萩

ドローンで稲の種もみをまく直播(ちょくはん)作業の実演会が7日、茨城県高萩市赤浜の水田で行われた。育苗の工程が省ける直播にドローンを使用する農業の普及を図り、生産者の負担軽減につなげる。
農業従事者の高齢化や耕作放棄地の増加を受けてスマート農業システムの活用を進める「オプティム・ファーム」(東京)が実施した。ドローンに搭載された機械から、種もみを直線上に地中1~2センチの深さに打ち込んでいった。同社によると、スマートフォンで軌道を設定することで自動操縦も可能になる。
視察した同市の大部勝規市長は「スマート農業の普及が持続可能な営農の鍵であることを改めて実感した」と話した。