ひたち海浜公園 GW入園者23%増 コロナ禍以降最高39万人 茨城・ひたちなか

国営ひたち海浜公園(茨城県ひたちなか市)は8日までに、大型連休期間(4月26日~5月6日の11日間)の入園者が、2024年度比23%増の39万7393人だったと発表した。誘客の目玉となるネモフィラが連休期間を通して見頃が続き、コロナ禍以降では最高の入園者数となった。
ひたち公園管理センターによると、本年度のネモフィラは平年より6日遅れの4月19日に見頃となり、連休最終日まで続いたことや天候に恵まれたことなどが要因という。
コロナ禍以降で最高の入園者数だったが、ピークだった19年(10日間)の58万3130人と比較すると68%にとどまった。
1日当たりの平均入場者数は3万6127人で、同比で11%増えた。日別では、4月27日の6万2437人が最も多く、5月4、5日はともに6万人近く、4月26、29日、5月3日も4万人以上が訪れた。
国内外のツアーについては、621団体2万4216人の来園があり、同比で167団体、来園者も6556人増えた。国外ツアーは昨年度よりわずかに減少した一方、国内は174団体、6788人増えたことが後押しした。
4月1日から大型連休期間までの来園者は、同比3%減の69万719人だった。同センターは、春休みで多くの来園者が見込める4月1~3日の天気が雨だったことや、ネモフィラの見頃が平年より遅れ、大型連休以降も楽しめる状況だったことなどが原因とみている。
同センター担当者は「今後も地元の自治体や交通機関と連携しながら園内の混雑や周辺の渋滞対策を講じ、来た人が楽しみ、満足してもらえるよう取り組む」と述べた。